レンタルサーバーの種類と選ぶときのポイント

レンタルサーバー・サービスとは

レンタルサーバー・サービスとは、レンタルサーバー業者が所有するサーバーを借りるサービスのことをいいます。

レンタルサーバーの仕組み

パソコンやスマートフォンなどに、Webサイトのテキストや画像などのリソースを提供するコンピュータのことをサーバーといいます。ここで気になるのは、「サーバーが提供するリソースはどのようにして発生しているのか?」という点です。勘のいい方は既にお気付きかと思いますが、このサーバーが提供するリソースは、レンタルサーバー業者と契約したサイト作成者がサーバーにアップロードしたものです。 このような仕組みで、レンタルサーバー業者と契約したサイト作成者は、世界中の人々に対して自サイトをインターネット上に公開できるのです。

レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーは、大きく分けて次の2つの種類に分類することができます。

共用サーバー

1台のサーバーを複数の利用者と共有するタイプを共用サーバーといいます。共用サーバーには、次のようなメリット、デメリットがあります。

メリット

  • コストを低く抑えられる
  • 専門的な知識が無くても利用できる
  • 利用できるようになるまで時間がかからない

デメリット

  • 基本的にサーバーのスペックが専用サーバーに比べて劣る
  • 使用できるソフトウェアがレンタルサーバー業者指定のものに限られる
  • 他の共有者がサーバーのリソースを大量に消費すると自サイトの運営に支障をきたす場合がある

専用サーバー

1台のサーバーを専有するタイプを専用サーバーといいます。専用サーバーには、次のようなメリット、デメリットがあります。

メリット

  • 自由にソフトウェアを導入してシステムを構築できる
  • 基本的にサーバーのスペックが共用サーバーに比べてハイスペック
  • 1台のサーバーのリソースを専有できるため、安定した環境でサイト運営ができる

デメリット

  • コストがかかる
  • プランによっては専門知識がないと運用が難しい
  • 利用できるようになるまで時間がかかる場合がある

レンタルサーバー及びプラン選びのポイント

レンタルサーバー及びプランを選ぶにあたって、着目すべき3つのポイントを以下に示しましたので、よろしかったらレンタルサーバー及びプラン選びの参考にしてください。

ポイントその1 ディスク容量

ディスク容量とは、Webサイトの文字や画像、動画などのデータを保管するスペースの大きさのことをいいます。

では、どのくらいの容量が必要かについてですが、個人サイトや小規模事業サイトなら、容量は50GBあれば十分でしょう。これに対して、動画や高画質の画像を大量にアップロードするサイトや大規模サイトなら、容量は100GB以上にするのがよいでしょう。

ポイントその2 転送量

転送量とは、Webサイトにアクセスがあったときに、サーバーからアクセス元のパソコンやスマートフォンなどに送信される文字や画像、動画などのデータの合計量のことをいいます。転送量の上限を超えてしまうと、サイトにアクセスできなくなったり、サイトの表示が遅くなったりするので注意が必要です。

月間転送量の目安についてですが、個人サイトや小規模事業サイトなら、月間転送量は1.5TBあれば十分でしょう。これに対して、動画や高画質の画像を大量にアップロードするサイトや大規模サイトなら、月間転送量は3TB以上にするのがよいでしょう。

ポイントその3 サポートの有無

レンタルサーバー及びプラン選びにあたって最も重要となるのは、サポートの有無です。少なくとも、電話かメールのいずれかでサポートしてくれるプランを選びましょう(電話とメールの両方でサポートしてくれればなおよいです)。サポートがないプランは論外です。

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